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ウォズニアックの自伝「アップルを創った怪物」読了


アップルを創ったスティーブ・ジョブズともうひとりの方、スティーブ・ウォズニアックの話だ。
絶対的なカリスマ性を持つジョブズが取り上げられることが多いけど、エンジニアたちにとっては実際にモノ作りをしたウォズニアックの方が興味があることだ。


小さい頃から父親の影響を受けて、エンジニアについての知識を身につけていくところから話は始まる。
小さい頃と言っても、本当に小さい頃。小学校3年生とかそのぐらいの頃からの話。


ウォズニアックが初めてプログラムを書いたときのエピソードはとても印象的だ。

ナイトツアーというパズルを解くプログラムを書いたんだけどコンピュータはなかなか結果をはじかなかった。
プログラムは正しかったけれど、このプログラムでは結果が出るまでに途方もない時間がかかってしまうと分かる。
そのとき、ウォズニアックは「問題を解くには、洞察力を持って考え抜いたアプローチがなきゃいけない」と気づく。

この考え方は後のアップル2にも受け継がれるんだろうなぁと感じられたエピソードだ。
エンジニアは効率化を常に考える人だと思うけど、ウォズニアックが考えるきっかけになったのはコレなのかなぁとも思える。


本の中では、それからジョブズと出会い、ヒューレッド・パッカードで働き、アップルを創り、アップル2を作り、今まで何をしてきたのかを綴っている。
そして最後には、ジョブズが戻ってきてから作ったiMacやiPodについての想いも書かれている。


本人も語る通り、ウォズニアックの真実を伝える本、本当が知りたい人に向けた本だと思った。


アップルと自分

アップルを知ったのは大学に入ってからだったけど、アップルを知ってからはこれしかないと思うようになった。
今はその考えも少し変わって「全て」という風には考えないけど、それでもやっぱりアップルは大好きだ。もちろん、今でもアップル製品に囲まれている。
つまり自分が本当に知っているアップルはOS9、OS X以降のアップルなわけだけど、それでも大好きなアップルのことはいろいろと調べた。


入った大学は、正直、偶然だったと思う。(当時、落ちた人には申し訳ないが)
絵を書くのは好きだし、デザインなら絵を描くんだから楽しいんだろうというぐらいの考えしかなかった。(結局、この考え方は痛い目をみて、すぐに変わった)
本当は後に受けるはずだった食品・栄養系の大学に入りたかったのはきっと誰も知らないだろう。
それでもその大学に入って良かったと思えたのは、アップルを教えてもらえたことだった。


今でこそiPodは誰もが欲しいと思うものになったけど、大学の頃初めてこの製品を知ったときは一部のファンが知っているようなものだったと思う。
大学はPCを使う課題が多かったし、そのために生徒はみんなUSBメモリを持ち歩いていた。(その頃は128MBとか256MBとかで今のように1GBも入るなんて思ってもいなかった。)


IPodを知ったときすぐに欲しいと思った。私の感覚からするとそれは音楽を持ち運べるからというモノではなかった。
それ以上に、大容量なものをコンパクトにスマートに持ち運べるなんてすごいって単純に思った。(それに音楽も聴けちゃうなんて。)

それから間もなく、バイトをして貯めたお金でiPodを買ったんだけど、あの頃あんなに自慢できる製品は他にはないと思っていた。


にわかエンジニアを始めて1年ぐらいになるけど、最近は他人にちょっとイイじゃんって思えるものも作れるようになってきたと思う。
ウォズニアックがアップル2を作ったように、いつか自分も何かの当たり前を作れたらそれは自分にとって最高に楽しいことだろう。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝