ねんどのじかん

最近、毎週のごとくsunaさんにお世話になっています。


この前のクリマの準備の頃から少し粘土をこねて、焼いて、器を作ったりなどしていますが、
あるときsunaさんが「粘土が余っていっぱいあるので、何か作ってみないか」と言ったのが最初でした。


学生の頃に紙粘土で口を作ったことがありました。直径30cmほどの口です。
歯を一本一本丁寧に作って、下と口の中も作って、唇も作って着色して完成しました。
今はあの頃の写真データなどがすっかり飛んでしまって、非常に残念のですが、あの頃から粘土で何かを作るのは好きだったのだなぁ。


毎週、sunaさんの家でお世話になりながら、粘土をやっているのです。
最近はこれが楽しみでしかたなく、早く土曜日がこないかとそわそわすることもあるのです。
粘土をやっているとすごく集中した時間を過ごせるので、充実した気分になるのです。
それに、一からモノを作るって、やっぱり楽しいですしね。


最初は手を作り始めました。
元々、クリマの準備のときに少しやっていた器作りのときに、手の器を作っていたのでその流れで始めたのもあるかもしれません。



そして、右手と左手を作って、次に焼成のテスト用に何か作ろうと思い、小さなぬりかべ的なキャラクターを作りました。
そのとき、何か感じるモノがあったのです。ぬりかべのカラダは基本六面体なのでそれをキレイに作っているときに無機的なモノを作りたいと思うようになったのでしょう。
それまでは手という、すごく有機的なモノを作っていたけれど、無機的なモノを正確に粘土で作るという作業は、有機的なモノのようにごまかしのきくモノではないと思うところもあったのかもしれません。


その後、円筒形をキレイに作るという作業をずっとやりましたが、最後にカタチにするときに手抜きが現れて、全然上手くいきませんでした。
粘土でデッサンを描く。ということをしようと思ったとき、見本の石膏を見ながら同じようなカタチを作るということの前に、当たり前で基本的なカタチをキレイに作るということができないとダメなんだろうなぁとつくづく感じました。
(最初から言っていたヘビもそうなんですよね。)


最初の予定とは違いますがこれからは無機的なモノを中心に作っていこうと思います。
1年ぐらい前にNHKで無機的な陶器の作品を作っている人の特集があって、それで見ていたことが少し役に立ちそうです。
これからもsunaさんにはご迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします。
家に焼窯があればいいんですけどね…。