PDCAを回してDesign Systemを作るための「Sketch Symbols Manager Plugin」

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この記事はSketch Advent Calendar 2017 24日目の記事です。

最近ではSketchでのSymbolsのあり方やAtomic Designなどの思想を取り入れたDesign Systemとしてどのように使えるものとするかと言った話をよく聞きます。 Sketch公式で待望のShared Librariesなども実装されたおかげで、そういった取り組みが前向きにできるようになったのは大きいことかなと思います。 SlackのSketch Japan Team Comunity内でもSymbolsの悩み相談や会話がよくなされていますし、この記事も参加しているSketch Advent Calendar 2017でもそういった趣向の記事が多く散見されます。

Slackのcommunityでも色々と議論はなされましたが、最もBestな絶対的なやり方は存在せず、対象となるデザインAssetsの規模やそれを運用するデザイン組織に一番合うように各々が合わせて作るというのが結論としてなんとなくですがでています。

もちろん、8割方くらいまでは他の方々の試されている方法論は参考になりますし、こうしてみてうまくいかなかったという話には参考になる部分が十分にあります。ですので、まずは皆さんもSketch Advent Calendar 2017に載っているようなSymbolsを使ったDesign Systemの作り方について読んでみるのが良いと思います。

Design SystemづくりもPDCAを回せ

さて、ココからが本題です。 SymbolsやShared Librariesを使った組織で共有できるようなDesign Systemの作成はそれぞれにあったカタチで作るのが良いと前述しました。 他を参考にまずは検討して作ってみるというのがおすすめですが、それで失敗することもよくあることです。

Symbolsの階層構造や命名規則など、当初検討していたカタチでは実は分かりづらかったりするということも、実際にやって運用してみたらわかるということも多々あります。(私も含めてそういう経験された方は多いだろうなぁと)

そこでSymbolsでのDesign Systemを作る上でもPDCAを早く回すことができるにすることが重要だなぁと思っています。 最初に完璧なものは中々作れないですし、いざ運用してみたら使いづらい→作り直しだとなると大変です。

Sketch Symbols Manager Pluginは階層構造や命名規則などを変えたいと思ったときなどに、非常に楽にわかりやすくSymbolsを管理できるPluginでおすすめです。

FinderのようにSymbolsをFolder階層形式のカラム表示で一覧することができ、移動やRenameが簡単にできるので、まずは作ってみて運用してダメだったら変えていくという後からの変更が非常に楽にできます。

後からの変更が簡単に行えるというのは実はすごく重要であると思っていまして、SymbolsでのDesign Systemを作る時に気構えして作る必要がなくなります。 まずは試しに作りながら、運用を踏まえつつ徐々にやりやすいように整えていくというのが良いです。 サービスづくりでのプロトタイピングと同じですね。

User ExperienceやUser Interface designについて数多くYoutubeで紹介しているSketch Together ChannelでもMy Favorite Sketch Plugins 2017 Editionの中の一つとして紹介されていて、軽くどんな、ものか知りたいという方は一度見てみると良いと思います。

ということで、最終日のryo_panさんの記事をお楽しみに。

kudakurage.github.io