最近見た映画「イヴの時間」「復活の日」「タイムマシン」

最近、友人と話していて話題に出てきた映画をいくつか見てみました。 話題に出てきたのは「イヴの時間」と「タイムマシン」ですが、Amazon Prime Videoで適当に探していてでてきた「復活の日」という古めの映画も面白そうだったので見てみました。

※ ネタバレ要素も含んでいると思います

イヴの時間

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内容は人型アンドロイドとの暮らしが当たり前になりつつある未来の話という感じのアニメです。

ちょっとだけ近未来っぽい、なんかそうなりそう的な近未来的テクノロジーが少しだけ登場してきて、それ以外は割りと今と同じような暮らしぶりという設定がそれっぽい未来のようで面白かったです。 物語の肝となる内容の設定ではアンドロイドと人間との倫理について考えるという感じですが、それに比べて人型アンドロイドの完成度だけがずば抜けて進んでいるという話だったような気もします。

この辺はわかりやすさ重視でそういう設定にしているんだろうなと思います。

実際は人型アンドロイドが登場するよりも早くにそういう段階は訪れるんだろうなぁとは思いますが、具体的には人工知能の進歩に応じてそこに近づいていくんだろうなぁと思います。

人間側が生きものではないロボットやデジタルな何かに対して愛着や人間的な感情を抱くという意味では、もうすでにそういう段階には入ってきていますけどね。

最近だと「AIによって仕事が…」という話があったり割りとネガティブな感じの印象を持たれがちな気もしますが、個人的にはそういうものに対してかなりポジティブな気持ちなので、イヴの時間のような世界観にはワクワクを感じて、総じておもしろい作品だったなぁと思いました。

元々は短編で、劇場版としてつなぎ合わせているということだったので、ストーリーは断片的な印象もありましたが、続編もちょっと期待したい良い作品でした。

復活の日

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1980年の映画ということで割りと古い邦画ですが、世界がこうなったら…的なシュミレーションものとして面白そうだったので見てみました。

シュミレーション内容としては、トンデモ生物兵器が現実世界に降り掛かったら…生存者が限られた人々になってしまったら…という設定ですが、時代背景として冷戦時代ということもあり、核も登場してきて凄まじく苦難という印象でした。

と言いますか、映画は終始地獄の世界で、どんどん地獄に引き込まれながら物語は進んでいき、映画の残りの尺(時間)を見ながらタイトルの「復活」はいつするんだ…!という思わず(変な意味で)ハラハラするような展開でした。

邦画ですが舞台は世界ということで登場人物もワールドワイド、終始英語で進んでいきますがこの辺は現実味を感じられて良かったです。

関係ないですが主人公でもある草刈正雄の若い頃は阿部寛をもっと濃くした感じですごいカッコ良かったということがわかりました。

タイムマシン

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小説を原作としたかなり前の映画のリメイクもので、タイムマシンものとしてはそのパラドックス的な部分をあまり活用はされていない気がする映画です。

内容も過去に未来に序盤からどんどん展開が進んでいき、物語に奥行きがなくなんかよくわからないうちにこっちに進むんだってなって終わるという印象でした。

友人と話していた時の話題は途中の未来に出てくるAI投影デバイスだったので、それがどういうイメージなのかが見れたのは良かったですが、映画としてはイマイチでした。