連載|日記
ここ何年か、インターネットは息苦しくなってしまった。
という話をよく友人とする。
これは単に規制がどうのという話ではなく、頑張っているのを求められている感じがするからだろう。
人に見られることが前提になり、それが進んで人に見られて承認を得られて一人前という雰囲気がムンムンと充満しているのだ。
そして、みんななんとか承認をもぎ取ろうと、あの手この手を尽くしている。
それ自体が悪いとは思わないが、承認が得られないコンテンツの居場所も必要じゃないだろうか。
そんな今こそ「ブログ」ではなく「ダイアリー」なのかもしれない。
世界は良いことの連続でもないし、悪い事の連続でもない。
ほとんどは大したことが何も起こらない日の連続で、それが愛らしいじゃないか。
何も起こらない日にこそ、その人の本性が現れるような、そんな気がしているのだ。
この世の大半は意味など求めても答えは見つからないことばかりなのだよ。