すこし座れる場所があれば
休みの朝、とは言えいつもと同じように。いや、いつもより早く起きたりなんかするが何をすることがあるというわけでもなく、まずは洗濯やら掃除やらを済ませる。興味がある本は買ってしまう方で、大概何冊かは読みたいと思ったけれど読めていない本や雑誌が家には常にあるのです。 そういうときは外で読書でもしようと思うわけですが、別に家でも良いかって? 私の場合は家で読書に集中できないというのがありまして、すぐに寝てしまったり、何か気になることが出てきて始めてしまったり、少し小腹がすいたななどと思い出して料理をし始めたらアレもコレもと大げさになったりとそんな風になってしまうわけです。
外でと言ってもどこでも良いというわけではないですよ。どうせなら気持ちのいいところで読みたいですからね。しかし、都会だとココは気持ちがいいぞという場所はたいてい他の人も気持ちが良いぞと感じているわけで、気持ちがいいなぁと感じるほど、そう思う人たちがたくさんいるわけです。
昔は田舎に住んでおりましたので、スターバックス・コーヒーなんかに行ってはフカフカのソファにどっしり腰掛けて半日ずっとそこで本を読むなんてこともできたわけです。都会でもやはりそういうところに人々が集まるわけですが、たくさんの人が来るので気持ちのいいところとは言えなくなってくるわけです。 そこで、公園や河原沿いの緑地なんかはとても良いです。5月なんかは最適で、暑くもなく寒くもなく湿気も少ない良い気候です。アメリカの西海岸なんかは一年中ほとんどこんな感じの気候なわけですから、やっぱりいいなぁと思うのです。
公園や河原沿いの緑地も人気のあるところはやっぱり人々が集まるわけです。子どもが遊べる遊具があったり、ベンチやちょうどいい高さの腰掛けられそうなものがあるところ。しかも木々が青々しくあっていかにも気持ちの良さそうなところには人が集まってきやすいわけです。 別に誰かの近くにいたくないなどというわけではないんです。が、どうせならこの青々しい草木を独り占めにしたような気分を味わえる場所で過ごせたらなと思うじゃないですか。私はそう思うわけです。これがつまり穴場というやつで、時間帯とかにもよるんですがなかなか簡単に見つかるものではないわけです。 ゆっくり読書をするとなると落ち着いて座って読める場所が必要になります。立って読むとか歩きながらというのは疲れてしまいますしね。そうなると「ベンチやちょうどいい高さの腰掛けられそうなものがあるところで、木々が青々しく気持ちのいいところで、人のいない独り占めにしたような気分を味わえる場所」なんていう穴場は本当に見つけられない。 しかしどうだろう。「木々が青々しく気持ちのいいところで、人のいない独り占めにしたような気分を味わえる場所」ならちょっと大きめの公園や山や河原なんかに行けばすぐに見つかりそうなもんです。
椅子があると良い
ということで、なんとかして椅子を手に入れましょう。もちろん、快適に座ることができるなら椅子でなくても良いです。レジャーシートでもいいですし、ちょっとした丈夫な箱でもいいです。少しお金に余裕があるのならHelinoxの椅子が個人的にはおすすめです。ヘリノックスチェアです。 アウトドア用の高級な組み立て椅子という感じでしょうか。私は特にキャンプに出かけたりという趣味はないですが、去年コレを買って今でも大いに活用しています。 まず、何と言っても軽いです。種類によっては少しかさばる荷物になってしまいますが、重さは軽くて持ち運びも楽です。 組み立て式ですが丈夫です。ポールの素材はアルミニウムとのことですが簡単に曲がってしまうようなものではないです。
それから組み立てがすごい楽です。骨組みを組み立ててそれに座る部分の布を取り付けるというタイプですが、骨組み同士は完全にバラバラになるわけではなく、骨組みの真ん中に通っているゴム紐でつながっていて、あっという間に組み立てられてしまうのです。もちろん折りたたみで開くだけとまではいきませんが、骨組みがばらばらになっているおかげで折りたたみよりもコンパクトに持ち運べる気がします。
ちなみに私は座面の低いビーチチェアタイプを使用しています。足がしっかりしているので安定しますし座面が低いので足を投げ出して地べたに座っているような感覚にもなります。(けど値段は高めです) 最もポピュラーなチェアワンシリーズは値段も他に比べて安く、さらにコンパクトに持ち運べそうで良いです。
Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK
- 出版社/メーカー: Helinox(ヘリノックス)
- メディア: スポーツ用品
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私はだいたいヘリノックスチェアを自転車にくくりつけてちょっと大きめの公園や河原まで出かけて、良さそうな場所を見つけて椅子を設置、のんびり本を読むなり仕事をするなりしているのです。ベンチが無いところにはあまり他の人もいないし、レジャーシートのように地面がゴツゴツしているかなんて気にしなくとも良い。 ここはなんだか良さそうだなと思うところを見つけたら椅子をサッと取り出してのんびりできるって思ったより良かったです。
私はよく駒沢公園に出かけたりするのですが、ここは大きくて自然も多くて、そして人も多いです。ですが、人はだいたい遊具やベンチのあたりにいることが多いので、私はほぼほぼ人がいない穴場ゾーンを見つけていて、いつもそこに椅子を置いて過ごしています。
家のベランダは大して広くはないですが、気分転換にベランダに椅子を出して音楽をかけながら本を読んだりというのも良かったです。そのために砂の溜まったベランダを掃除したりしたおかげで裸足でのびのびしています。
とくにまとまりはないですが、どこでも快適に座れるというのは思っている以上に良い体験ですよ。